DRTクラッシュ9はどこから来たのか?その誕生起源を追え!
えぐです。まいど!
琵琶湖のほとりの工房から次々と人気アイテムをリリースし続けるバス釣りロッド&ルアーメーカー、DIVISION REBEL TACKELS、通称DRT。
スタートはカスタムロッドを制作するロッドメーカーですが、ロッドだけでなく今やハードルアー、ワーム、ジグ、アパレル、バッグなどバス釣り関連のギアまで広がってきています。
DRTのルアーと言えばクラッシュ9、タイニークラッシュ、クラッシュゴーストなどのビッグベイトが超人気ですが、DRTが超人気メーカーへとブレイクするきっかけともなったクラッシュシリーズのオリジナルサイズビッグベイト「クラッシュ(クラッシュ9)」について、その誕生起源について調べました!
リリース初回の発売で入手したクラッシュ9 現行モデルとはパッケージが異なります
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DRT KLASH(クラッシュ9)とは
VARIABLE TAIL SYSTEM[PAT.P]
独自の可変テールによって様々なアクションを可能にしました。
ロールアクションで見せる強烈なフラッシングと水押しが
フィッシュイーターを怒らせリアクションバイトに持ち込みます。
水に絡み付くように駆け抜けます。
大型バスが主食とする9インチクラス。
自分だけの秘密のセッティングが可能、アングラー次第で可能性は無限に広がります。
テールの上下差し替え、リップの着脱によって様々なアクションを可能にした
全く新しいタイプのルアーです。
フック:現在はOWNER STY35MF 前#1、後#2
全長が9インチ有り、タイニークラッシュと区別するためオリジナルのクラッシュはクラッシュ9(くらっしゅないん、K9)と呼ばれています。
DRT KLASH(クラッシュ9)誕生の秘密
DRTのブログ「クラッシュのルーツ」に詳しく書いてあります。
http://kuroisakana.blogspot.com/2014/12/klash-pt1.html
http://kuroisakana.blogspot.com/2014/12/klashpt2.html
結構な長文なので要約すると
・Yossy氏がチューンして生まれた「丸の内ベイト」というルアーが有った
・そのルアーを元にウッドで再現したルアーが「ステルスフラッシュ」
・「ステルスフラッシュ」は6インチクラスのビッグベイト
・最終的には「ステルスフラッシュは」リリースされなかった
・テールにスピナーベイトのコロラドブレードをつけていじっていたアクションが大発見!
・これがKLASHに搭載のVARIABLE TAIL SYSTEMの原型となる
・コロラドブレードに代えて、ステン板で翼上のパーツにしてみた
・ロッドの注文も入りだしウッドルアーを削る暇がなくなる
・世に出せないものを作っても仕方ないので「ステルスフラッシュ」は封印した
・ロッドの売り上げとシャトルの売り上げで得た利益をテスト用のバスボートとKLASHの開発経費に充てた
・テール構造を生かしたABS製のインジェクションルアーを製作したい
・どうせなら「ステルスフラッシュ」とはぜんぜん違うモノを作りたい
・ビッグベイト関係のノウハウ豊富な国内の工場に依頼してKLASHが誕生した(和歌山のジョイクロを作っている工場だと思われます)
ざっとこんな流れでした。
ジョイントのあるビッグベイトはボディパーツが2個なので、射出成型の金型も2個必要となり、つまり単純計算ですが2倍の資金が必要となります。
シャトルが売れたとはいえもともとはカスタムロッド制作のDRTが、なぜ最初にリリースしたインジェクションルアーが「タイニークラッシュ」よりも資金も必要な2連結ビッグベイトの「クラッシュ9」だったのかは不思議だったのです。
それが上記の「クラッシュのルーツ」を読んで納得しました。
DRT代表白川氏が釣れるルアーとして使い込んでいたのが6インチビッグベイト「ステルスフラッシュ」とだったのですね。
そこから生まれた「クラッシュ9」、後にタイニークラッシュ、クラッシュゴーストへと続くクラッシュシリーズのオリジナルサイズです。
近年ルアーメーカーはどこもかしこも「ビッグベイト」をリリースしています。
流行っているし単価も大きいしでそれなりに旨味のある製品なんだと思います。
そんな流行に乗って出された「売るためのビッグベイト」ではなくて、「ちゃんとビッグベイトを使い込んでいた人が自分のために作ったビッグベイト」が「クラッシュ9」な訳です。
クラッシュ9が釣れるのも納得ですね。
開発初期のKLASH(ABS)は製品版とは違い優しい顔をしていますね。
出展:http://kuroisakana.blogspot.com/2014/12/klashpt2.html
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