DRT 73remixのインプレ 本音レビュー!!!
えぐです。まいど!
琵琶湖の工房から次々と人気アイテムをリリースし続けるバス釣りロッド&ルアーメーカー、DIVISION REBEL TACKELS(ディビジョン レベル タックルズ)、通称DRT。
スタートはカスタムロッドを制作するロッドメーカーですが、ロッドだけでなく今やハードルアー、ワーム、ジグ、アパレル、バッグなどバス釣り関連のギアまで広がってきています。
DRTと言えばクラッシュ9、タイニークラッシュ、クラッシュゴーストなどのビッグベイトが超人気ですが、そもそもは「肺の中はカーボンまみれ」なDRT白川氏が代表を務めるロッドメーカーです。 そんなDRTがTULALAとコラボしたロッドが『remixリミックスシリーズ』です。
DRTがTULALAのロッドEl Horizonte 78をベースにしてレングス、グリップ、ガイドセッティング等をDRTで再構築したのが『73remix』。
私は2017年1月に73リミックスにバッタリと出会い頭に購入できました。そこからメインロッドとして使い込みましたのでインプレします。 購入を考えている人の参考になれば幸いです。
73リミックスが出会い頭に購入出来た話はこちらに書いてます
TULALA El Horizonte78
73remixのベースモデルはTULALA El Horizonte78
73remixのベースモデルは『TULALAのEl Horizonte78 エルホリゾンテ78』
このロッドをメースにレングス、グリップ、ガイドセッティング等をDRTで再構築
73リミックスのベースモデルとなった『TULALAのEl Horizonte78 エルホリゾンテ78』とは『モンゴルでのタイメンイトウをビッグベイトで狙う事を想定し、幅広い魚種をカバーすることの出来るモデル』だそうです。
『モンゴルのタイメンイトウ』は体長2m、体重90Kgにも達する大型魚です。
モンゴルのタイメンイトウを釣るためには、200g前後までのルアー・仕掛けをスムーズにキャストし、魚をかけたあとは体長2m、体重90Kgにもなる大型魚を流れの速い河川から引き剥がすための十分なバットパワーが必要なのです。
一方でパワーだけの竿ではなく、ルアーにトウィッチなどのアクションを加えることが出来る操作性も併せ持ち、魚をかけた後に対応するための竿の粘りも備えている竿が『El Horizonte78 エルホリゾンテ78』です。
DRT 73remix 73リミックス
DRT 73remixのスペック
『TULALAのEl Horizonte78』をベースにベースにレングス、グリップ、ガイドセッティング等をDRTが再構築した『73remix』のスペックは以下です
Model | 73remix |
発売 | 2014年1月 |
Action | F ファーストアクション |
Length (ft) | 7.311ft (2.2m) |
Guide | オールチタンセミマイクロガイド Fuji-KWチタンガイド |
Reel sheet | 初期モデル:Fuji ACS17 現行モデル:DFPCS/DRTオリジナルリールシート |
Rear Grip Length (cm) | – |
仕舞寸法 (cm) | グリップ脱着式 |
Mono Line (lb,max) | 16~25(Nylon) 14~ (Fulolo) |
PE (#,max) | |
Cast Wt. (g) | ~max4oz(113g) |
Price (円 ,税別) | 48,000円 |
73リミックスのスペックについて詳細は以下の記事をどうぞ!
インプレ前に・・・私のメインフィールドとスタイルとタックルセッティング
まずは私のメインフィールド、釣りのスタイル、タックルセッティング等について、ざっくり説明します。 このような使用状況でのインプレです。
メインフィールド
琵琶湖 南湖西岸、南湖東岸、北湖西岸
スタイル
ウェーディングがメイン、時々オカッパリ スイムジグ・バイブレ・クランク等の巻物がメインでランガン多め
たまにボートにも乗りますがボートでの使用感は使用感は省略します
タックルセッティング
ロッド DRT 73remix
リール シマノ ’09コンクエストDC201
ライン ナイロン20ポンド~30ポンド
私のインプレ 本音レビュー!!!
購入:2017年1月
73リミックの前にメインで使っていた竿はダイワの『ハートランド、HL-721HXHRB-SV 09W(疾風七弐タイプ09W)』なので、ついつい比較するのは主に『ハートランド疾風七弐タイプ09W』になってしまいます。
全般的に
カバー範囲が広くオールマイティに使える。 ウェーディングでランガンだと持ち歩ける竿は1本かせいぜい2本なので、何でもこなせるカバー範囲が広い73remixはすごくベストマッチ。
カバー範囲が広いと言うのは単にキャストウエイトがmax4オンスと言うわけではなく、私がベイトリールでやりたい釣りは一通り実釣で困らないレベルでやれるという意味。
ワームのノーシンカーの釣りから、スイムジグ・バイブレ・クランク、タイニークラッシュ等のビッグベイト、10号ヘビキャロまで使ってます。 さすがに1/4オンス未満のルアーやベイトフィネスな釣りには不向き。
ベイトリールでやりたい釣りは一通りやれると言っても、この竿が一番適している釣りはスイムジグ・バイブレ・クランク等の『巻き物』がドンピシャ。 常に竿先に負荷が掛かっていて軽く曲がった状態からバイトを感じて、魚を掛けてと言う釣りが一番向いている。
『投げて楽しい、巻いて楽しい、魚を掛けて楽しい』と三拍子揃った竿です。
キャストフィール
レングス7.3フィートなので飛距離は必要充分出る。
キャスト時のシャキッと感は国産メーカーにカーボンパキパキハイエンドロッドの方がシャープですね。73リミックスはロッドにルアーの重さを乗せてしっかり曲げて投げる感じでのキャストが気持ち良いです。
キャスト後の振り抜きで竿先の振れの収束が若干遅い気がします。
キャストウエイト
キャストウエイトmax4となっていますが、3/8オンス〜2オンス(10.6グラム〜56グラム)が最も気持ちよくキャスト出来る。 もちろん4オンス(113グラム)でも竿のバットに乗せてゆっくり大きく竿を曲げて投げれば無理なくキャストできます。
タイニークラッシュあたりはベストマッチ。クラッシュ9も無理なくキャスト可能。
リアグリップのセッティングが絶妙!
グリップのリールトリガーからリアグリップ迄の長さが、長すぎず短すぎず絶妙のセッティング。 キャスト時は左手でリアグリップを軽く支える事でキャストが凄く安定する。 結果、竿を持つ右手も無駄な力が抜けるので一日キャストした時の終盤でも疲労が減りキャストが安定する。
リーリング時はリアグリップを脇にかるく挟む事で、リーリング時の竿がブレ無いので一定のトレースラインを引いてくる事がやりやすい。 この巻いた時の安定感はスイムジグ、クランク等がすごくやりやすいです。
この絶妙なグリップセッティングが『tuned by DRT』を感じる瞬間。
バイトを感じる感度
もとがタイメンイトウ用の大型魚用のロッドなので大味なのかと思っていたら、DRTによってセミマイクロガイドにチューンされているのでバイトを感じる感度はシマノ・ダイワ等のハイエンドカーボンロッドにも引けを取らない。 『ハートランド疾風09W』と比べても感度が鈍いと思った事は無いです。
巻物メインという事でナイロンラインなのですが、このナイロンライン+セミマイクロガイドという組み合わせが非常にいい仕事をします。
ラインから伝わってくる情報がなんでもかんでも伝えてくるのではなくて、ちょうど良い具合に不必要な”ノイズ”を消して必要な情報だけを伝えてくるので、ルアーの状態やバイトに集中出来る。
この絶妙なガイドセッティングも『tuned by DRT』を感じる瞬間。
魚とのファイト
魚をかけてからは竿がきれいに曲がって、魚の抵抗を上手くいなしながらも確実に魚を寄せてくる。 ある意味セミオートマチックに魚を暴れさせずに寄せてくる不思議な感覚。
73remixのベースとなったエルホリゾンテ78は『モンゴルのタイメンイトウ』を狙うロッド。 『モンゴルのタイメンイトウ』はWikiによると、体長2m、体重90Kgにも達する大型魚です。 さすがそんな魚をターゲットにしたブランクスだけあって魚を寄せるバワーに不足は無し。
『竿が固くて強い』では無くて、懐が広くて『大きく包み込む』様な寄せで、竿が負ける様な不安は一切なし。
リグ別のレビュー 向き/不向き
『カバー範囲が広くオールマイティに使える』と言ってもやっぱり向き/不向きがある訳です。『向き』はドンピシャにハマる釣り方、『不向き』と言っても『向き』程にはドンピシャじゃないって程度ですけど。
73remixの具体的な使い方 向いてるリグ
◎スイムジグ、クランク、バイブレ、スイムベイト
ど真ん中です。 スイムジグで時々ウイードにタッチしながらトレースしてくるとか、曲がるブランクスのおかげでクランクもウイードに突っ込み過ぎなくて良いです。 反対にバイブレでウイードを切るのは、曲がるブランクスのせいで、バシッと切るのは若干やり難い。 バイブレのリフトアンドフォールとかはタメが作りやすいのでバイトも取りやすい
○タイニークラッシュ、ビッグミノー、サスペンドミノー
タイニークラッシュなどの2オンスくらいのビックミノーのヌルヌル巻きとかストップアンドゴーや、ルドラなどのポンプリトリーブとかは不意のバイトも逃がさずかけれて良い
○ポッパー、ペンシル
どちらもステイを織り混ぜての若干スロー系なアクションなら良い キビキビとトリッキーに動かすのはイマイチ
◎バズベイト
バズベイトは巻いて使うので向いている。 突然のバイトも竿が曲がってタメを作ってくれるのでビックリあわせにならなくて良い
◎ノーシンカーワームのズル引きやジャーク
デスアダースティックのフォールやズル引き、サカマタシャッドのジャーク等は問題なし
73remixの具体的な使い方 向いてないリグ
△メタルバイブのシャクリ
シャープにアクションさせたいが、ワンテンポ遅れる感じあるのでイマイチ
△トゥイッチで使うミノー
竿先の戻りが遅いのでミノーをトゥイッチでキビキビ動かすのは苦手。トゥイッチするにはリアグリップもちょっと邪魔。
△三ツ又ヘビキャロ
ウエーディングで竿先の一本なので、巻き物の合間に休憩がてらやります。 8号~10号シンカーぐらいで投げれてバイトも取れますが、ダルな分だけイマイチかな
△クラッシュ9
投げて巻いてこれますが、クラッシュ9をテクニカルにキビキビ動かすにはロッド全体の張りが不足している
DRT 73リミックスのインプレ/本音レビューのまとめ
竿先が若干ダルな分だけ常に負荷を掛けて曲げて使う釣りには向いている。
竿先に張りが求められるようなキビキビと動かす釣りは苦手。
巻物の釣りメインでオカッパリで1本持っていくなら何でも使えるオールマイティなロッド。
DRT 73リミックスの販売情報
73remixの販売情報は分かり次第、以下の記事に情報UPします。
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